美容室での会話
美容室での会話は難しいの一言です。
今、必死に行っている新人教育の中でも繰り返し説明しております。内容は原則として、美容以外の話でお客様に質問できることはほぼゼロと言っております。
職業、学校、住所などはもちろん、休日の過ごし方などのプライベート全般に関することは質問しないのが社会人としてのマナーと伝えております。
ではお客様と何を話す?
そんな質問を投げかけます。答えは簡単なのですが、なかなか回答が得られません。美容室なのですから、髪や使用している薬剤、ホームケアーなどの美容全般に関することを話すのです。もちろんそれにはきちんとした知識を得るための勉強と経験が必要だからがんばって努力していこうね・・・そんな流れで私は伝えます。
しかしながら、そればかりでは本当は弱いのです。もちろん一人ひとりに個性があり、自分の何を売りにするのかによっても変わるのですが、会話も重要な要素のひとつであることは間違いございません。当たり障りのない天気や季節の会話で盛り上がることはかなり難しいことです。ということは最初にタブーと言っているプライベートの話がやはり必要となり矛盾いたします。
ここでその矛盾が私は、若い社員たちが会話の内容について勘違いしてしまう原因だと思っております。今日も「天気の話だけでは盛り上がらないです」と新人に言われました。
ところが、プライベートの話題や一歩突っ込んだ話にはかならずお互いに信頼関係が必要なんです。
信頼関係ができる前と後では同じ質問でもまったく逆の効果をもたらします。このことを新人に伝えきるのは本当に困難です。ですから、最初はプライベートの質問をするリスクを犯す必要がないのでは?と続けて伝えます。勉強してから色々話をしましょうとも言います。
「ご職業は何をされているのですか? 」「夏休みはどこかいかれるのですか?」
それを聞いてどうするの?と思われる質問ではなく、塗布している薬剤の説明をきちんとできるアシスタントになってくれるようがんばります。
~この美容室のブログは自由が丘、下北沢にある美容院の奮闘記です~
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コメント
★さま
コメント誠にありがとうございました。
★さまがおっしゃることが、まさに課題としているところでございます。
プライベートの会話は控えているだけに、会話がなく★さまが感じられたような気分になることがやはりございます。
お客様とある一定の距離をとるのは絶対に必要でして、その距離の範囲で気兼ねなく会話できる信頼関係ができるのが理想ですが、仕事上での会話は非常に細かい神経を使います。
土日であれば一日8人、月に120人、年間500人以上のお客様と何年間も細かな神経を使い続けるのは非常に困難なことと私は思います。特に長い期間、働くことを重要なことと捉えている弊社のスタイルではスタイリストに負担がかかりすぎます。
だからといって何も話さなくて良いわけではなく、必要なことをきちんと説明することは当然ながら重要なのです。そして会話は人と人をつなぐ重要な手段であることは店名のダイアローグからも実は望んでいるところなのです。
そして★さんが感じられたように、会話がなくてはなかなかお客様に印象づくことができず、この完全にオーバーストアな時代、指名をいただくのは非常に困難なことです。
・信頼関係ができるまでプライベートの話は控える
・お客様との会話では必要な距離感は必ず保つ
・一人ひとりとサービス業としての会話に毎日細かな気遣いを続けることは非常に負担になる
・会話がないと、なかなかスタイリストとして印象づかない
正直なところ矛盾なんです。完璧な理想はあるにしろ、それは現実とはかけ離れていて、どうしたら良いのかはっきりとした方向性は私は見出せておりません。経営者としては情けないのですが、今はスタイリスト個々にその辺もすべてまかせているのが現状です。
従いまして、★さまやROLLYさまのご意見非常にスタッフみんなが参考になります。そして個々が考え、それぞれがよりベターな接客を目指していきます。
コンセプトでもある、お客様との対話、スタッフ同士の対話、自分との対話・・・もっと対話の重要性について話し合わないといけないと感じました。来週の火曜日、全体のミーティングが行われますので、もう一度みんなで話し合います。
ご貴重なご意見ありがとうございました。
投稿: dear-logue | 2008年5月10日 (土) 22時53分
はじめまして。
今年に入ってから、DEAR-LOGUEさんにお世話になっている者です。
私も、美容師さんが矢継ぎ早にあれこれしゃべりかけてくるのが苦手なのですが、DEAR-LOGUEさんの美容師さんは落ち着いて切ってくれて、安心しています。お店全体の雰囲気も好きです。
しかしながら、前回お伺いしたのはまだ2回目というのもあったせいか、あまりに何も話しかけられず、全く会話のないまま沈黙状態で2時間以上が過ぎ、少々居心地が悪かったです。「なんの関心も持たれてないんだな。」と思ったので、こちらも話かけないままでいたら、「今日は元気がないです?」と聞かれ、哀しかったです。「あとはカラー落すだけですから、"頑張って"下さいね~」と言われたので、どうもこちらが元気がないか、機嫌が悪いかと思われてしまったようです。内心は全然元気だったのですが・・・
あまりに踏み込んで、あるいはあまりにフレンドリーに近づかれ過ぎるのは嫌だけれど、会話もないまま時間が黙々と過ぎるというのには違和感を覚えました。このブログを拝見するまでは、プライベートでの質問NGというお店の方針を知りませんでしたので、「関心を持たれていない?=他の美容師さんの方がいいのかな」という思いでいました。DEAR-LOGUEさんの接客方針を知らないままでいたら、もしかしたらこの違和感は大きくなっていたかもしれません。美容師さん=話しかけてくる、会話しながら切ってくれる。というイメージが自分の中ではあったからです。矛盾しているようですが。
また、お互い会話がないから黙っていただけなのに、上のようにと聞かれたので、「美容室って苦手だから・・・」と気を使って答えた、内心元気はつらつな私は、残念な思いでその日は帰路に着きました。
ただ、本当に丁寧に切って下さっているんだな、丁寧に接しようとしてくれているんだな、というのは伝わってくるので、またお邪魔したいと思っています。あくまで一顧客の意見、感じ方として今後の参考にして頂ければ幸いです。
投稿: ★ | 2008年5月 9日 (金) 10時55分
ROLLY様
コメントありがとうございます。また、ご来店誠にありがとうございました。
会話については多くのお客様から厳しいご意見、そしてご反響もいただいております。その中でスタッフ全員で何がベストなのかを考えて参りました。
その結果が毎日サービスをし続けていくうえで各スタイリストがストレスのない状態で施術をするのには、それぞれの個性を前面に出していくこととの結果に達しました。
従いまして、髪のこと意外まったく話さないスタッフもいれば、会話が大好きなスタイリストもいます。
そして、その個性を生かすために、HPやブログで最初からスタイリストの特徴を細かく説明し、さらにはスタイリストカウンセリングをウェブ上で行い、ご新規のお客様でも最初からベターなマッチングをするといったアイディアです。
http://www.dear-logue.com/pc/counseling/index.html
まだまだ発展途上のシステムですが、今後さらに細かく情報開示をしていこうと考えております。そして次の店には今までの美容室とはまったく異なるオペレーションの方法を取り入れます。来年の初夏オープン予定です。
※コットンのアドバイス誠にありがとうございました。導入の方向で運んでおります。最後の細かな調整をしております。ご報告遅くなり申し訳ございませんでした。
投稿: dear-logue | 2008年5月 8日 (木) 22時40分
はじめまして。
ちょっと前にそちらの美容室にいってカットしてもらったものです。
私は美容師さんの場持たせトークが苦手です。髪に関することをきちんと説明してくださればそれで満足です。
なのでDEAR-LOGUEの美容師さんにはとても満足しています。
髪を切ってもらいながらしゃべりたいお客さんは自分から進んで話すと思うので聞き上手なほうがいいのかもしれないですね~
投稿: ROLLY | 2008年5月 8日 (木) 22時13分